当時その10ヶ月程前に私が転職して数カ月の会社に金融庁の強制捜査が入りました。
私が転職する数年前の取引について不正があったようです。
なのでこの捜査には私は一切関係なかったのですが、
会社に捜査が入った当日は、同時に役員や関係者の自宅などにも捜査が入っており、
会社に出社していた役職者が殆どいませんでした。
たまたま私の部下が社長から直接指示されていた、その日のうちに処理しなければならない案件について相談され、私がその案件を預かり、その相手の方に金融庁の目を盗み連絡しました。
その方は株主でもあったらしく、翌日全株売ってしまいました。
私が売るように指示したとの疑いで、忘れた頃に捜査が入ったのです・・・。
もちろん、指示なんてしていません。

自宅に捜査が入った日は夏休みで長女が楽しみにしていたイベントに出掛ける日でした。
なのに連れていってあげる事ができず、
子ども達にこんなに怖い体験をさせて、
私は窓のない金融庁の取調室で机に突っ伏して泣き崩れました。
「この先私はどうなってしまうんだろう」
「家族とまた会えるのだろうか」
など色んな想いが交錯し、まさに人生の終わりを感じた瞬間でした。

翌日も取調べを受け、
その後当事者の方が捜査を受け、私から指示されていないという事が明らかになり、
次は検察庁マターとなり、検察庁にも呼ばれました。
その後裁判を経て（調書のみで出席しなくて良かったです）やっと捜査の時に押収されたものが返却されたのは、半年以上経ってからでした。

2度も仕事も財産も失った後に追い打ちをかけるように起こった出来事でした。
もちろん『なんでこんな事に・・・』と思いましたが、
自分が決断してきたことの結果であり、
誰のせいでもありません。

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でもこの事があったからこそ、魑魅魍魎の世界が強制終了され、本当に自分にとって必要なものだけが残り、やっと大学卒業から18年かけて探していた自分の使命と思える今の仕事に出逢えました。

だからブレずに純粋に人の幸せに尽くせる仕事に邁進できます。

私は散々他の仕事もやってきたからこそ、

今の結婚のサポートという仕事が天職だと実感できます。

 

だから3年前の出来事も私にとっては必要な事だったと思えるし、滅多に経験できない事なので、まあ良かったかなーなんて思います。

人生無駄な事は一つもない。

とにかく行動してみることが大事。

行動しないと何も始まらない。